イヌワシ・アゲイン〜キックオフ
- riasnomori
- 2025年11月23日
- 読了時間: 2分
〜南三陸イヌワシ野生復帰プロジェクト〜
南三陸町、石巻市北上町、登米市にまたがる翁倉山の山域は、かつて日本最大の猛禽、イヌワシが生息していました。飛翔する姿が見られなくなって10年以上が経ちます。
そのイヌワシが棲める森林環境を整え、国内の動物園で飼育されている個体(もともとは事故による保護個体)のヒナを放鳥することによって、種の存続と人の生活〜経済活動を相互に持続してゆくプロジェクトが、この9月27日に発表されました。これまではほぼ関係者のみで準備が進められてきた本計画。当日は事業に当たる会、南三陸町、環境省、自然保護関係者、パタゴニアなどの支援企業、そして市民など100名が南三陸町生涯学習センターに集まりました。その模様はメディアも取材に駆けつけ、報道されるようです。
イヌワシが生き続けるためには深い森林よりも、植林された伐開地、農畜産の牧草地、茅葺き屋根用の茅場など、ノウサギなどを見つけやすい環境が必要です。つまりは人がはたらきかける里山的な環境こそが生息の適地。これまでの活動によって、環境は徐々に整えられてきたようで、自動カメラに写るノウサギなどもかなりの個体数に上ってきたとのこと。プロジェクトは今後2029年までに3回の放鳥を行い、イヌワシの定着、隣接地域への個体補強、日本における野生生物の復帰ノウハウ確立、知見の獲得と共有を目指します。
[りあすの森]は、名誉顧問の武山文衛が北上町の社会教育を長く務めたことから、その方面での知見も豊富であり、オブザーバー的に参加してきました。また協力企業である茅屋根施工会社も同山域で山茅の育成と刈り取り管理に従事しています。
翁倉山の空に、再び羽ばたくイヌワシの姿、見てみたいものです。





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