仙台二華中 ヨシの植栽に汗を流す。
- riasnomori
- 5月28日
- 読了時間: 2分
北上川のヨシ原は、緑のじゅうたんになりました。高さはもう1mに近く、この成長の速さが、暮らしの素材として重宝されてきた所以でもあります。
宮城県仙台二華中学校2年生が今年も102名、北上川の河川敷を来訪。ヨシ原に降り立って生き物調査、ヨシの植栽活動を頑張ってくれました。指導はもちろん、ヨシ原と水質分析のエキスパート、東北工業大学教授/特定非営利活動法人環境生態工学研究所の山田一裕先生です。手順は例年通り……喧々諤々、大騒ぎ。中には泥に長靴を取られてしまった「お約束」ボーイ&ガールの姿もありましたwww。

1、生物観察
1メートル四方の目印を立て、砂泥を堀り返してザルのせ洗う。濾して残った物の中(貝殻、枝葉、etc)から小さな生き物をトレイに取り分ける。ゴカイ、カニ、シジミがレギュラーメンバー。ときに小魚も。

2、ヨシの植栽
ヨシの根っこ株を掘り起こして苗にする。津波でヨシを失った砂泥地に、穴をあけて植え付けます。

午後は座学。ヨシを屋根や葦簀に利用してきた暮らしを、茅葺屋根工事社の熊谷産業スタッフと、山田一裕先生から。ヨシ原に生きる希少種の昆虫、ヒヌマイトトンボについて、宮城昆虫地理研究会のメンバーから、解説し学んでもらいました。


仙台二華中の皆さん、指導・ご協力の皆さん、ありがとうございました。新しいヨシが根を張り広がってゆきますように。
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