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岩手大学 人文社会学部フィールド学習

  • riasnomori
  • 7月1日
  • 読了時間: 3分

 岩手の県都、盛岡市にある岩手大学。人文社会学部の 塚本 善弘 教授(環境社会学研究室〜地域政策課程/環境科学課程)、ゼミ生のみなさんが、流域フィールド学習のために来町されました。研究テーマは一貫して「震災復興、災害型の環境破壊(河口域とヨシ原の震災被害〜再生)、河口へ流れ来る大雨による濁流とゴミの問題、北上川で結ばれた流域連携」。

 前日に北上川河川歴史公園、当日早朝には、震災遺構大川小学校を視察した皆さん。北上川のヨシ原と、そのヨシを素材とした建築、「落ちない」受験祈願の釣石神社、北上町の拠点施設と防災住宅を高台に集約した「にっこり地区」へ。ここはさる建築家さまが関わった防災集合住宅もあるのです。


 北上川河口の砂浜でゴミ拾いと清掃活動も実施。ゴミ袋9数個分のゴミを回収し分別しました。ゴミ、いま注視ワードであるナフサ由来が多いですね。これはつまり「腐らない」ことがデメリットになっているわけです。

「持続可能な社会」は私たちが直面している遠大なテーマなのですが、さて、そんな社会とはどんな世の中なのか、具体的に想像できる人はいますでしょうか?学生諸君はどう? SDGsの全目標が達成できればオーライ? いやいや、中の人はわりかし疑り深いので、SDGsごときでは無理だろうと観ています。いまいちど問います。持続可能な社会とは、どんな社会なのか?




 ひとつお答えしましょう。それは、「全生活を地上資源で賄う世の中」です。地下資源に頼っている限り、いつかは必ず枯渇します。だから地上資源だけで生きる(石灰石〜コンクリ、ある種の石・砂土など、ほぼ無尽蔵な資源は使ってよしとしておきます)。より具体的には「太陽光や風力波力地熱などの自然エネルギー」、そして「草と木」を使って、必要なすべてのエネルギーと素材を作り出すのです。草と木は生物資源の代表。そして、うまく管理すると、増えてくれるのですよ。勝手に。

 でも。「すべて」ですよ。自動車の車体もエンジンも、半導体やパソコンやスマホも、電子レンジもエアコンも、いや超高層ビルやポストスカイツリーの東京タワーだって。草と木から新技術で編み出した、鋼鉄のように強い新素材、プラスチックのように軽くて変形自在でしかも腐って自然に還る新素材で。それを自然エネルギーだけで作り出し、維持してゆくんです。……と言えば、これがどれだけ難しいかも想像がつくでしょう。

 遠大過ぎる目標、ではあります。歩いていくべき方角としては間違っていない。でもたどり着きたい場所は、宇宙で地球から一番遠い銀河と同じくらい大変じゃないかとは思うのですが(^_^;)。


 長い余談を一節うなってしまいました。清掃後には町の震災慰霊碑、相川地区で2度の津波を経験し避難や移転の場所となった「集団地」、観光地である神割崎を観て、塚本先生とゼミ生諸君は南三陸町へと向かいました。ご苦労さまでした。


 
 
 

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