北上川河川敷のヨシの広がりに、小学生たちが鎌を手に手に切り込んでいきました。[りあすの森]が支援する石巻市立北上小学校の、今年の5年生たち12名です。雨や雪は降っていませんが曇って、冷やりとする初冬らしい空模様。

昨年は冷たい北風が強く大粒のぼたん雪まで降った寒い日だったので、ずっと楽です。数週間前に来校して事前学習を行ったヨシ原の研究者、山田一裕先生が今年も助っ人に来てくださいました。
サポートする私たちにとっては、段取りは毎年ほぼ同じ。長年ヨシ刈をしているプロのお手本、鎌を使う注意点(自他のケガに最新の注意、そして鎌を失くさないこと)。でもヨシを刈るみんなにとっては初めてのチャレンジ。今年も、中の人たちの思いを、再掲します。

(以下)
音、におい、光、手に触れるヨシ。五感の奥底に記憶されるものは、決して劇的な教育効果を期待しているものではありません。子供たちをそんなに都合よく、大人の理想に導くことなんてできやしないし、それは横柄というものでしょう。
これから10年、20年と過ぎて、彼らが進路や人生の選択に立ち臨んだ時。あるいは、環境や暮らし方のニュースに触れ、人は自分はどうするのがいいのだろうと考える時(それは石巻のことでなくてもいいのです)。願わくは生まれ育ったこのまちの、この川の、ヨシのことを少し思い出して、考える材料になってくれたらいいなと。それくらいのささやかな期待をしています。
(ここまで)

おしまいは2024年の干支をヨシ束でしたためました。来る年も、よろしくお願い申し上げます。
みんなで刈ったヨシは、能登の和紙職人 遠見和之さんの元へ送られます。そのヨシを遠見さんは紙漉きの素材に加工して、来年1月末に持参来校し、紙漉きを指導してくださいます。自分で漉いたヨシ和紙は、自分の卒業証書として、再来年の卒業式に授与されるでしょう。今年も協力してただいた皆さん、ありがとうございました。


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