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ヒヌマイトトンボ観察会。

  • riasnomori
  • 3 時間前
  • 読了時間: 2分

 週末は2つの活動に参加したり、お手伝いしたり。

 先月、ヒヌマイトトンボが生息する環境を広げる活動をした北上川のヨシ原で、羽化しているであろう成虫の観察会が催されました。

 ヒヌマ(略!)は、レッドデータブックの最上ランク(つまり絶滅により近いところ)に位置づけられる希少種であり、北上川河口はその北限とされています。5月下旬、宮城昆虫地理研究会と(株)建設環境研究所東北支社などの皆さんで、ヨシ原に水路を掘りました。満潮になると水が上がってくる湿地を、ヒヌマは好むとか。

 宮城教育大学や石巻専修大学などの学生さんも含めて、今年も計40名近くがその場所にガサガサと潜り込み、成虫の姿を探しました。しばらくして……。

「いたよ」「いたよ」「こっちにも」と声が上がり、みんなで指差す先を目で追いかけました。ヨシが茂る中で飛び回る、ツマヨウジのような細いカラダは、見つけるまでにけっこう時間がかかる上に、空気のゆらぎを感じただけでとすぐに飛び立ってしまいます。が、目が慣れてくと歓声が上がりはじめました。中には2頭でハートマークをこしらえ交尾している個体も!「発生のピークかもしれません」と、宮城昆虫地理研究会の町田さん

 中の人はカメラを持たずにiPhoneで参加。かろうじて1カット、撮れましたがピンは甘アマ。でも飛んでいる個体や、ラブラブ交尾中の個体も見られたので満足です。

 東北地方で唯一確認されている、そして北限となっている個体群です。もっともっと増えて、盤石な生息地(ヨシ原)であってほしいと思います。昨年こしらえたヒヌマ缶バッジ。今年は新デザインです。モノクロでとてもスタイリッシュ。参加の各位、ありがとうございました、ごくろうさまでした。

 
 
 

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