5月末、毎年の恒例となっている、宮城県仙台二華中学校によるヨシ原の生き物調査、そしてヨシの植栽が行われました。指導は東北工業大学教授/特定非営利活動法人環境生態工学研究所のヨシ原サイエンティスト(呼び名もうこれで決まり)、山田一裕センセです。
2年生徒さん100余名がレクチャーの後、ヨシ原に降り立つと「ひゃああああ」とか「ひええええ」とか、黄色い声が上がります。中の人的にはこれだけでもう目的が達せられたかなと(笑)。そうなのです、足元ぐっちゃぐっちゃをさんざん体験してもらいたいのです。


手法は、毎年変わりありません。 生物観察は泥と砂の上に1メートル四方の目印を立て、ほじくり返してザルで洗うと、小さな生き物が残ります。ゴカイ、カニ、シジミ。山田センセの印象では「今年はずいぶんシジミの稚貝がいるなあ」と。増えているのかもしれませんね。稚貝はいつか成貝になるわけですから、楽しみですね。
ヨシの植栽は、元気なヨシの根っこ株を掘り起こし(これが苗)、津波で厚く積もった砂泥地に穴をあけて植え付けます。後日、強風が吹くと植えた苗が倒されやすいことがわかり、50cmくらいにカットしました(日々センセ検討)。いつか必ず、隙間なく緑のじゅうたんに覆われる日を願って。


午後はりあすの森スタッフから、ヨシ原の利用と、暮らしのつながりを解説いたしました。その利用法の中で、もっとも大がかりなものが屋根。茅葺き屋根です。人が利用することで毎年生え、春に日を放ち焼くことで、ほかの植物の侵入が防がれる。半自然、半人工の景観、それがヨシ原なのです。応援をありがとうございました。

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