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南三陸地域イヌワシ棲息環境再生プロジェクト協議会理事会

  • riasnomori
  • 2022年6月25日
  • 読了時間: 2分

 りあすの森がメオブザーバーとして参画している南三陸地域イヌワシ棲息環境再生プロジェクト協議会(以下イヌワシP)の理事会と臨時総会が、南三陸自然環境活用センターで開かれ、次年度の具体的な活動目標なども話しあわれました。

 イヌワシが棲息できる再生環境は、南三陸戸倉と石巻市北上町に広がる翁倉山周辺の場合、約540haの皆伐再造林あるいは草地が必要との(アドバイザー由井正敏先生からの)提言が紹介されました。これは毎年54haの皆伐地と草地と林道整備が必要で、皆伐以降は最低10年間、下草刈りなどにつとめ、イヌワシの狩場を維持しなければならないと試算できます。イヌワシPはそれに基づき、次年度は実地調査と解析を行い、具体的な実施計画を立案作業に入るべく調整しています。

 南三陸ネイチャーセンター友の会、アジア猛禽類ネットワーク、パタゴニア日本支社、波伝の森山学校、林野庁、環境省、宮城県、南三陸町など、参画する団体や自治体の各担当者からは現時点での報告と意見交換がされました。翁倉山周辺で、それぞれの可能なところから 森林の伐採、下草刈り、林道の維持、針広混交林への誘導となどなど取り組まれている報告がありました、これから拡大していくようです。

 有限会社熊谷産業の熊谷秋雄社長(兼りあすの森理事長)は、「今年も北上町側に3カ所ある『カヤ場』で、屋根葺きに使うカヤを刈り取るので、その様子も見学していただきたい」と述べました。

 当「中の人」は「地域の人が山仕事で生産する木材が、カヤが、正しい対価で買われ 流通し、住まいや木工品などに愛着を持って使われ続けることで、イヌワシが生きられる環境がつくられ、維持されていくことが望ましいと思います」と私見を述べました。

 石巻市の女川では大規模な風力発電が計画され、地元では「ちょっと待った急がないで」とブレーキをかけようとしている団体の報道を見かけました。その周辺から、「イヌワシらしき鳥影を見た」という声も聴こえてきます。

 翁倉山に翔ぶイヌワシ、観たいですね。




 
 
 

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