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龍神あらわるー北上川ゼロ・ポイント

riasnomori

 晴れて乾いた、風の強い日が続きますね(大船渡の山林火災、大変速く鎮まってください)。

 北上川流路249kmの起点である「ゼロ・ポイント」、北上川テラス七間倉の前に、ヨシで編み上げられた龍神が登場しました。素材となったヨシは、先の22日、ヨシ刈り体験会で参加者に刈ってもらった、あのヨシ束です。

 作像は[りあすの森]メンバーでもある探検家 石川仁さんが主宰する一般社団法人EXPEDITION AMANA(エクスペディション アマナ)と、りあすの森が共同で行った、「北上川龍神プロジェクト」の一環です。


 今回は同じヨシの一部を、石川さんがサンフランシスコで進める長さ15mのヨシ船[AMANA号]の製作にも使用。そのヨシ船でサンフランシスコからハワイまで、GPSや羅針盤などを使わない海洋先住民の航海法で太平洋を渡る計画です。龍神は日本においては水の神として信仰され豊穣と平穏、そして地域の守護の象徴とされてきました。日本のヨシが太平洋を越えて1つの船となり、中間地点のハワイでゴールを無事迎えられるように、龍神様に見守ってもらおう……そんなストーリィで描く壮大な冒険です。東日本大震災の鎮魂、海の安全も祈念し、この先もおだやかな暮らしあれと願おうではありませんか。




風は強いものの寒空の下、ドラム缶に炊いた火で暖を取りながらの製作作業。

「船と家は草でつくったことあるけど、龍神は初めてだな。作れるのかねオレw」と笑う仁さん。アマナのスタッフ、りあすの森スタッフ、ボランティアの皆さん約20名で、あーでもない、こーしたほうがいい、と喧々諤々。それでもヨシを束ねて龍の体幹を形作っていくと、次第にただならぬ雰囲気がたちのぼってきました。浜で拾い集めた流木を集めて頭部を組み上げると、これは凄いものができるのではないかという予感もただよってきたのです。長さ5メートル、高さ2メートル。後日、七間倉の裏山である岩山・通称青島にぽっかり開いた洞窟に鎮座させる予定です。

と、中の人が撮影していたのはここまで。完成は続報のシェアでご覧ください。


[アマナ]と石川仁さんについて、オフィシャルウェブサイトに詳しく紹介されていますのでご覧ください。ただいま支援者を募っております。

EXPEDITION AMANA(エクスペディション アマナ)

代表者 石川仁

古代の航海術の再評価と、これまで検証されなかった「アメリカ大陸の海洋民族がハワイ諸島に到達した可能性」を探る実験公開プロジェクト。約4000キロメートルに及ぶサンフランシスコ湾からハワイ諸島への航海を、長さ15メートルの船の再現により実施する予定。現代技術に頼らず天体観測や風・海流など、自然のサインのみを頼りに進む最古の自然航法を取り入れた世界初の実験公開の検証となる。これにより、古代海洋民族が未知の島々にたどり着いた可能性を実証するとともに、過去の人類の優れた公開技術と自然との調和を重視した過去の航海術を改めて考察する契機に。さらに本プロジェクトは、ドキュメンタリー映像制作や3D映像によるバーチャル、歴史再現、プログラムなど、学術・教育面での情報発信にも視野に入れている。

 
 
 

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